ミニチュア ダックス フントの画像 / ミニチュア ダックス フントの動画

8月
22

ダックスフントとは

ダックスフント(Dachshund)は、ドイツ原産の犬種である。その呼称は、アナグマを表すダックス(Dachs)と、犬を表すフント(Hund 英語の同根語ではhoundとして意味が「猟犬」に限定された)のドイツ語の単語2語を合わせたもの、すなわち「アナグマ犬」ということで、この犬種がもっぱらアナグマ猟に用いられたことに由来する。

日本においては、ペットとして非常に人気があり、一時期の異常なまでのブーム後も、多くの頭数が登録されている。現在もジャパンケネルクラブ(JKC)登録頭数において、国内1位を誇る犬種である。[1]JKCの登録犬種名はダックスフンド(英語読みによる)。

容姿と特徴

何と言っても、特徴的なのはその胴長短足の容姿で、人間の胴長短足の代名詞・比喩にもこの名が用いられるほどである。 顔は面長で、尾は長く、耳は下に垂れる形をしている。鼻孔が開いて空気を取り入れやすい形状で、鼻(マズル)が長く鼻腔内の面積が広いため、嗅覚に優れている。鼻の色は、基本的には黒だが、一部の茶系の毛色の犬種においては、レバー色のものもいる。また、胸が十分に発達している。骨端が突き出ているので、前から見ると楕円形をしている。あばらはよく張って腹部につながっている。地低く、短脚で、体長は長いが、引き締まった体格である。非常に筋肉質であり、向う気が強い頭部の保持と、警戒心に富んだ表情を見せる。長い体に対して短い脚であるが、不具合であったり、モタモタしたり、また歩様が制限されるようではない。

ミニチュア ダックス フントの画像

性格

生まれつき友好的で、落ち着きがあり、神経質であったり、攻撃的ではない。情熱的で、辛抱強い。ただ、元々が猟犬であるがゆえに、時として攻撃的、負けず嫌いな性格を垣間見せることもある。

毛質

毛質は大きく分けてスムースヘアード・ロングへアード・ワイヤーヘアードの3種類がある。

スムースヘアード

毛質は堅く、短いのが特徴である。また、毛の流れは滑らかで光沢もあり、密生している。

ロングへアード

毛質は柔らかく、光沢があって長い。わずかにウェーブした毛は、顎の下部、胴の下部に比べて、耳の先端、前肢のうしろ側が特に長く、尾のうら側が最も長い。あまりに多すぎる毛は、タイプの特徴をかくすもので好ましくないと言われる。アイリッシュセッターを思わせる優雅な外見に見えることが望ましい。毛色はスムースヘアードとほぼ同じである。

ワイヤーヘアード

被毛は顎と眉、耳を除いて、全体に密生した短い粗い剛毛が、下毛とともに全身を覆っている。顎にはひげがなければならず、眉は毛深く、耳はスムーズな短毛である。長毛、ウェーブまたはカールした軟毛、尾の房毛などは好ましくない。

毛色

ダックスフントは、非常に多くの毛色があることで知られている。また、毛質ごとにその色は分かれる。

スムーズヘアードとロングへアードは単色と2色、その他の色があって、単色はレッド、シェイディッド・レッド(レッドの毛先がわずかに黒いもの)イエロー(クリーム)、レディッシュ・イエロー、二色はブラック・タン、チョコレート・タン、その他はダップル・カラー(斑)とブリンドルがある。

一方ワイヤーへアードは、ワイルド・ボアー・カラー(野猪色)、ソルト・アンド・ペッパー(ごま塩色)、パイボールドなどがある。

近年ロングヘアードのパイボールドなど新しく作出された毛色が見られる。ちなみに異毛種間での交雑は認められておらず、本来は血統書は発行されない。発行される血統書においても繁殖に注意が促されている毛色である。

サイズ

ダックスフントのサイズは、スタンダード・ミニチュア・カニンヘンの3つに分かれ、各国の協会において、理想のサイズが定められている。

なお、最も多く飼われているミニチュアダックスフントは、成犬になると体高が35cm程度、体重が5kg程度になるのが一般的である。基本的にはミニチュアとカニンヘンはサイズが理想以上になることは少ないと言われているが、一方でスタンダードはサイズの差が出ることがあり、7〜15kg程度の幅はある。

ジャパンケネルクラブ

スタンダード:上限15kg

ミニチュア:上限5kg

カニンヘン:上限3kg

ドイツテッケルクラブ

スタンダード:胸囲35cm以上 9kgまで

ミニチュア:胸囲30〜35cm以内 3〜4kgまで

カニンヘン:胸囲30cm以下 3kg以下

アメリカンケネルクラブ

スタンダード:7.3〜14.5kg

ミニチュア:5kg以下

イギリスケネルクラブ

スタンダード:雄11.25kg(25ポンド)以下 雌10.35kg(23ポンド)以下

ミニチュア:雄雌とも5kg(11ポンド)以下

ダックスフントの歴史

ダックスフントの祖先と考えられる犬の壁画彫刻
ダックスフントの祖先と考えられる犬の壁画彫刻

ダックスフントの起源は古く、最も古いものでは古代エジプトの壁画にダックスフントと酷似する犬種が刻まれている。しかし、現在のダックスフントの起源は、中世ヨーロッパであると考えるのが妥当であろう。

現在のダックスフントは、スイスのジュラ山岳地方のジュラ・ハウンドが祖先犬と言われ、12世紀頃、ドイツやオーストリアの山岳地帯にいた中型ピンシェルとの交雑によって今日のスムーズヘアード種の基礎犬が作られたと伝えられている。当時は体重10〜20kgと大きかったようで、シュナウザーを配して、更に他のテリアによってワイヤーヘアード種ができた。またロングヘアード種は15世紀頃、スパニエルとの交雑によって作出されたが、どこでなされたのかは定かではない。

本来、ダックスフントは名前の表す通り、体重15kg程もあるアナグマを猟るため、また、負傷した獲物の捜索及び追跡のために農夫などによって改良された犬種で、「Bracken(狩猟)」の時代から特に地下での狩猟に適するよう繁殖されてきた歴史がある。当時、ダックスフントはドイツ国内においてはテッケルやテカル、ダッケルと呼んでいたと言われている。19世紀頃、ミニチュアとカニンヘン(兎という意味)がスタンダードが入ることのできない小さな穴に入って、アナグマのみならず、ネズミや穴ウサギ、テンを猟るために改良されて誕生したようである。また、この頃からアメリカや他の国へも少しずつ輸出されるようになったらしく、そのダックスフントの繁殖に尽力していたと言われる最古のクラブは、1888年に創立されたドイツテッケルクラブ(Deutscher Teckelklub)である。

飼育上の注意

ダックスは胴体が長いことから、腰に負担が掛かりやすいため、ヘルニアなどの病気を引き起こしやすい。そのため、高いところから飛び降りさせない・床で滑らないようにする・肥満にさせない、などの注意が必要である。 また、足が短く、地面とお腹が近いため、地面が熱い時間帯の外出はなるべく避けたほうがよいだろう。妊娠中の犬や子犬は、ますます地面とお腹が近いため、外出はもちろん、階段の昇り降りも好ましくないということを覚えておくべきであろう。

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